王女様完結しました


先日8月16日、王女様は嘘がお好きが完結いたしました。


初めて投稿したのは4年前、2016年の7月のことでした。

一次創作の小説を書くのははじめて、二次創作も台本書きがせいぜいという

本当に「かけだし」だった自分が

こうして一つの物語を完結まで辿り着かせることが出来た事は

ひとえに読者の皆様の応援のお陰です。


休み休みながら、ディーたちと紡いできた物語は

私にとってかけがえのない青春でした。

いつのまにか、ディーと同い年だったはずの自分はシュワルツの歳も追い越していて、

過ぎる時間の速さに慄くばかりです。


書籍のあとがきにも書きましたが、数年後の自分が読み返せばきっと

拙い点ばかりが目立つ(現に自分で読み返していても、特に序盤には構成や言葉選びなど、顔から火が出そうな点が多々あります)物語なのだと思います。

展開についても4年の歳月を経ているからか、

当初のプロットとは変更したところ(直近で言うと、初期のプロットでは昏睡するのはシュワルツではなくディーの予定でした)も多々あります。


それでも、この物語を通して描きたかったことだけは

はじめて筆を執ったときからブレていないつもりです。

これは、色々なものを取りこぼしてきた登場人物たちが愛に気付くまで、

皆が「しあわせ」になれる未来に行きつくまでのお話です。

これからのディーたちの旅路に、幸がありますように。


最後に、書籍において挿絵を担当していただいた菅野紗由先生より頂いた完結記念イラストを掲載いたします。

改めまして、本当にありがとうございました。

これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。


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